清水桜が丘が4年ぶり2度目の優勝!静岡学園との激戦、延長戦で古長屋千博が勝ち越し弾/高校総体

 6月2日、2019年度第67回静岡県高等学校総合体育大会サッカー競技兼東海高校総体・全国高校総体静岡県予選サッカー大会の決勝が行われ、清水桜が丘と静岡学園が対戦した。

 昨年、決勝で藤枝東に敗れて涙をのんだリベンジを誓う清水桜が丘と、過去6度の県大会制覇を誇る静岡学園の一戦。試合は、開始早々に動いた。6分、清水桜が丘が最初のセットプレーのチャンスを生かす。村上太一の右CKの流れから野牧稜平がつなぎ、裏に抜けた松永颯太が頭でそらして先制ゴールをマーク。頼れる主将の一発で清水桜が丘がリードを奪った。

 追いかける展開となった静岡学園は、田邉秀人がドリブルで中央に持ち込むなどチャンスをうかがうものの、人数を掛けて中央を固める清水桜が丘の守備網を崩すのに苦戦。28分、松村優太の右クロスに浅倉廉がダイレクトで合わせたシュートは枠外に外れる。

 決勝戦の緊張からか、選手たちの動きに硬さの見られる静岡学園。対する清水桜が丘は、守りを固めながらもカウンターから好機を演出し、工夫を凝らしたCKで静岡学園ゴールを脅かす。すると39分、またしてもスコアを動かしたのは清水桜が丘だった。左CKの流れから東海林泰地のクロスが相手選手のハンドを誘い、PKを獲得。キッカー・古長屋千博のシュートはGK北口太陽に読まれていたものの、威力で勝り、追加点をゲット。清水桜が丘が2-0でリードして前半を折り返した。

 2点のビハインドを負った静岡学園だったが、意気消沈するような姿はまるで見せない。「失点はしょうがない。前半は安全なプレーが多かったので、後半は積極的にいきたい」と川口修監督が語れば、後半開始前の円陣では選手たちの顔に笑みも見られた。後半開始と同時に井堀二昭と関俊哉を投入し、U-18日本代表の松村を1トップに配置して攻撃のギアを上げる。そして47分、右サイドを崩し、エリア内右寄りでパスを受けた藤井皓也が豪快なシュートを突き刺してネットを揺らす。

 その後も攻勢を強める静岡学園は、69分、左サイドに流れた岩野寛太のクロスを中央で待ち構える松村がヘディングシュート。これが相手DFに当たってゴールに吸い込まれ、ついに試合を振り出しに戻した。

 同点に追いつかれた清水桜が丘は、選手複数名が足をつる様子を見せながらも、残り時間が少ない中で気力を振り絞り、攻めに出る。ショートカウンターやセットプレーから得点を狙いに行くが、静岡学園のディフェンス陣も最後のところで身体を張ってゴールを割らせない。両チームが激しい球際の攻防を繰り広げた熱戦は80分で決着がつかず、10分ハーフの延長戦に突入した。

 延長戦では、後半終盤の勢いのままに臨んだ清水桜が丘が、開始わずか40秒で待望の瞬間を迎える。左サイドへのロングボールを相手DFの裏で受けた古長屋が冷静に流し込み、勝ち越しに成功。今大会、準決勝まででわずか1失点の静岡学園から3得点目を奪った。

 再びビハインドとなった静岡学園は91分、松村がエリア内でシュートを放つも右ポストを直撃。試合途中から降り出した雨の影響でスリッピーな芝に足を取られる場面も目立ち、なかなか好機には至らない。延長後半アディショナルタイムの左CKではGK北口も上がってゴールを狙ったものの、清水桜が丘の粘りの守備を割ることはできず、このままタイムアップ。3-2で激戦を制した清水桜が丘が4年ぶり2度目の優勝を果たした。

 清水桜が丘は今夏、沖縄県で開催される全国大会に出場する。

【スコア】
清水桜が丘 3-2 静岡学園

【得点者】
6分 1-0 松永颯太
39分 2-0 古長屋千博
47分 2-1 藤井皓也
69分 2-2 オウンゴール
81分 3-2 古長屋千博