静岡学園、9発大勝で首位浮上…川口監督「満足せず攻め続けた」/プリンス東海

 高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ東海2021第2節が4月10日に行われ、静岡学園高校は富士市立高校との一戦に臨んだ。

 立ち上がりから攻守の切り替えの早さを発揮してゲームの主導権を握った静岡学園は、26分、右サイドを起点に攻め込み、最後は荒井駿希が蹴り込んで先制した。1点リードで折り返すと、後半は53分の高橋隆太の得点を皮切りに攻撃陣が爆発。持山匡佑のハットトリックなど後半だけで8点を追加し、9-0の大勝で開幕2連勝を飾った。

 この結果、静岡学園は得失点差により首位に浮上した。

【スコア】
富士市立 0-9 静岡学園

【得点者】
26分 荒井駿希(静岡学園)
53分 高橋隆太(静岡学園)
61分 三宅優翔(静岡学園)
64分 持山匡佑(静岡学園)
71分 古川陽介(静岡学園)
80分 持山匡佑(静岡学園)
83分 高橋隆太(静岡学園)
85分 持山匡佑(静岡学園)
90分 三宅優翔(静岡学園)

「守備の切り替えが上手くでき、大勝につながった」…静岡学園・川口修監督談話

今日の試合に関しては、守備の切り替えのところをしっかり全体で連動してやるよう練習から意識して臨みました。ボールを取られた瞬間の切り替えが上手くできたことで、より攻撃的な姿勢を示せたと思います。

前半から良い崩し方は何度もできていて、後半、点差が開いても満足せずに攻め続けたことが大勝につながりました。もっともっと点を取りに行く、守備のところも90分とおして手を抜かない。それができたからこそ、相手チームのメンタル面にダメージを与えられたのではないかと思います。

次節は帝京大学可児高校戦ですが、我々の目指すサッカーはどんな相手と対戦しても変わりません。たとえ大学生だろうと、プロだろうと、同じリズムでやり続ける。なので、大勝したからといって気の緩みなどは心配していません。

新型コロナの影響で練習時間も少なかった昨年度と比べたら、今年はチームの仕上がりが早いのかなと感じます。とはいえ、まだまだ試合を重ね、チーム力を高めていく段階。これからだんだん、今年のチームならではの強みが出てくると思います。まずはずっと課題にしているゴール前でのシュートのクオリティを高め、結果を求め続けていきます。