「《勝ちロコ》をする日が待ち遠しい!」プロ内定者の素顔に迫る!Q&A11《加藤拓己:早稲田大→清水エスパルス》

2022シーズンからの清水エスパルス加入が内定している早稲田大学のFW加藤拓己選手。プロ生活の幕開けより一足先に、人柄やプライベートに迫る「11個」の質問をぶつけてみました!

Q1.ニックネームと由来は?
ニックネームは『ゴリ』。山梨学院高校に入学した時、チームメイトに『たくみ』って名前の選手が多くて、区別するために僕は『ゴリラ』と呼ばれるようになりました。それからだんだん、《ゴリゴリ》という意味も含めて『ゴリ』と呼ばれるようになり、今ではすっかり本名よりも定着。サポーターの皆さんにも『ゴリくん』や『ゴリ加藤』と呼んでもらえたらうれしいです!

Q2.地元・茨城県龍ケ崎市の自慢を3つ!
一つ目は、『龍ケ崎コロッケ』というのがあって、電車のつり革がコロッケの形になってるぐらい有名です。

二つ目は、空気が綺麗。龍ケ崎市に行けば、目の前のパッと空が広がっている景色が見られます。そう言うと「田舎じゃん」って言われることが多いんですけど、(建物を)建ててないだけで、本当は建てられるんですから!(笑) それだけ《人思い》な街ってこと! 空気が綺麗だからか、流経大グラウンド(龍ケ崎市)での試合の時は、得点を取ったり、良いパフォーマンスを見せられることが多い気がします。

三つ目は、温かい地域性。近所の人と挨拶を交わすのが当たり前だし、広い公園があったり、安くて新鮮な野菜が個人販売されてたり。夏は何回、蚊に刺されるか分からないぐらいの場所だけど、エスパルスサポーターの方々にもぜひ、コロッケを食べに、空気を吸いに来てほしい! 今、東京に住み始めて3年目になりますけど、正直言うと、東京での生活や人混みがすごく苦手で。静岡も三保グラウンドの周りとかはすごく落ち着いているので、過ごしやすそうだなと思っています。

Q3.サッカー以外の特技は?
ここで「ピアノ」とか言えたらカッコいいんだろうけど、習ってなかったからなぁ(笑)。うーん……スポーツは全般的にできます。父は社会人野球で活躍して、母はバドミントンで全国で活躍経験があるほどのスポーツ一家。でも、僕が「運動神経が良い」って言っても面白くないですよね?(笑) じゃあ、「人を笑わせること」で! 良くも悪くも場の空気をあまり読まないというか、独特なリズム感があるので、人を笑わせるのは得意です。《ファン感》とかも先頭を切って踊ったりしたいですね。若手みんなで踊ってみたいな!

Q4.ピッチ外でのキャラクターは?
もう、この感じです(笑)。見た目的に「怖そう」ってよく言われるんですけど、全然そんなことありません。あと、実は高所恐怖症。ジェットコースターは大丈夫だけど、観覧車や東京タワーはダメで、小さい頃に泣いた覚えがあります。プールのウォータースライダーなんかも、階段が怖くて上れません。

Q5.エスパルスで仲の良い選手は?
若手はみんな仲が良いですね。練習参加で寮に泊まった時には、いろいろな人の部屋へ遊びに行きます。とくに一緒にいることが多かったのはヤス(西村恭史)かな。ヤスが結構寂しがりやだから、僕がヤスの部屋に行ってあげてたんですよ(笑)。ヤスとウイイレ(ウイニングイレブン)で遊ぶ時は、お互い叫び合うほど白熱します。だけど、僕が弱いのかヤスが強いのか分からないけど、なかなか勝てないのが悔しい……!

Q6.静岡・清水に行ったらやりたいことは?
静岡と言えば《海》ですけど、小さい頃に海で溺れたことがあって、怖いんです。水泳、習ってたんですけどね(苦笑)。《食めぐり》が良いですかね。食べることが大好きなので、海鮮丼とか、美味しい静岡グルメをたくさん食べたい! あとは『サウナしきじ』も行きたいですし、伊豆や熱海の温泉巡りとか、静岡ならではのことをたくさんしたい。エスパルスサポーターの皆さん、オススメのお店や場所をバンバン教えてくださいっ!!!!!

Q7.好きな女性のタイプは?
外見は気にしないので、理解力がある人で、料理が上手な人が良いな。サッカーじゃなくていいので、何かしらスポーツを知っている人が良いです。ツラい時や苦しみを理解してもらえるとうれしい。料理は自分も好きなので、一緒にできたらいいなって。魚を市場で買ってきて、自分で三枚おろしにしちゃうような人がいたら、「おぉ!」って惹かれるかも(笑)。……っていうか、《ファン感》で「魚さばき大会」やりませんか?? そうしたら僕も出場して、サポーターの方と勝負したいです! あとは、靴の踵を踏んでたら注意するとか、ダメなことはダメってしっかり言える人。で、なんだかんだショートカットの女性が良いです……この質問、すごく恥ずかしいですね(笑)

Q8.好きな数字は?
「9」は小学生の頃からずっとつけてきたので、思い入れがあります。あとは、親父が現役時代につけてた「23」は僕の家族にとって特別な番号で、車のナンバーも「23」なんです。でもある時、親父に「俺もいつか23番をつけたい」って話をしたら、「自分の番号を築いていけ」と言われたので、やっぱり9番かな。テセさん(鄭大世)がエスパルスでつけた番号でもありますし。テセさんに「テセさんが愛したクラブを僕が背負っていきます」とメッセージを送ったら、「すべてを拓己に託したよ」と言ってくれたので、僕は9番をつけてアイスタのピッチに立って、サポーターの皆さんにはテセさんの姿と重ね合わせながら見てもらえたら、それが一番幸せなことかなと思います。

Q9.エスパルスの印象を一言で!
「王国」。僕は鹿島アントラーズのアカデミーで育ったので、鹿島が優勝する姿を見ることが多かったですけど、2012年のナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)決勝で国立競技場に行った時、衝撃を受けたんです。エスパルスのサンバ隊の応援を見て、「これが本当のサッカー王国か!すげぇ!」って。「ドンドンドン」っていう太鼓の音だけじゃなくて、「チャリーン」とかいろいろな音が聞こえるんですよね。試合よりもまずびっくりしました。

Q10.サポーターに言われたらうれしい言葉は?
それはやっぱり、「魚さばけます」かなぁ(笑)……ってのは冗談で、サポーターの方が掛けてくれる言葉はどんな些細な一言でも、一つ一つがうれしいです。たとえそれが批判であっても、批判されるだけ期待してくれてるってことですし。あとはこの前、カズくん(吉本一謙)が引退する時に言っていましたけど、「清水に来てくれてありがとう」って言われると本当にうれしいんですよ。僕も加入内定のリリースが出た時にそういう言葉や、「これから一緒に戦っていきましょう」とか、《ファミリー感》のある言葉を掛けてもらえてすごくうれしかった。今後はエスパルスで活躍して、いつの日か「清水の加藤」や「エスパルスの加藤」ってサポーターの方に言ってもらえるような存在になりたいです。

Q11.サポーターの方にメッセージを。
どんなに苦しい時でも僕は全力で戦うし、エスパルスを勝たせられる選手になりたいと思っています。サポーターの皆さんの応援が僕の背中を後押ししてくれると思うので、一緒に世界一のクラブをつくっていきましょう! 僕のサッカー人生は短いですけど、エスパルスのために全てを捧げる覚悟なので、よろしくお願いします。

(ちなみに《勝ちロコ》は知っていますか?)もちろん! 今シーズン(2020年)、アイスタへ試合を観に行った時、(山崎)光太郎さんに「今はコロナ禍だけど、本当は満員の日本平を見てほしいんだ」と言われたので、いつか満員のお客さんの前でプレーできる日を楽しみにしています。それから、ヒョウさん(兵働昭弘スカウト)は「エスパルスの《勝ちロコ》は特別だし、すーっごく良いよ」と言っていました。だから、サポーターの皆さんと一緒に《勝ちロコ》をする日が待ち遠しいです!

取材日:2020年12月23日

加藤拓己(かとう・たくみ)
1999年7月16日生まれ、茨城県龍ケ崎市出身。龍ケ崎ペレグリンジュニアFCでサッカーを始め、鹿島アントラーズの育成組織から山梨学院高校を経て早稲田大学に進学。U-16から各年代別代表の経歴を持ち、『U-16インターナショナルドリームカップ2015JAPAN』や『2017 SBSカップ国際ユース大会』に出場。フィジカルの強さを武器とし、空中戦に限らず多彩な得点パターンを持つ万能型ストライカー。大学3年生となった2020シーズンは背番号10を託され、同年11月、2022シーズンからの清水エスパルス加入内定が発表された。